飲食店がセルフサービスを導入するメリットと注意点

飲食店セルフサービスのメリットと注意点

飲食店に入店した客が食券を購入して料理を注文し、出来上がったら自分で専用のカウンターに取りに行き、食べ終わったら食器を自分で返却口に持って行くというのが一般的なセルフサービスの流れです。

このサービスを導入するメリットはいくつかありますが、客が自分で料理を運んだり食器を下げたりするので人件費の節減が出来ます。店員は厨房内の業務や清掃に集中できるため、労働負担が軽減されるところも利点です。節減した費用を料理の品質向上や内装の充実にあてるなどし、店舗のサービス品質を上げることも出来るでしょう。客側には、自分で注文するのでオーダーミスや間違った料理が運ばれて来るというトラブルが起こりにくくなるというメリットがあります。

一方、サービス導入の注意点としては、料理提供や食器返却のためのカウンターを設置する工事や券売機の導入など初期投資が必要なことです。店舗の構造によっては、客の流れが良くなるようにリフォームする必要もあるかもしれません。客との対面時間が少なくなるため、接客態度に好感をもって再来店したり口コミで客が増えるといった機会は少なくなる可能性もあります。また、はじめて来店した客がサービスの仕組みを認識できず、その都度、店員が説明する手間が発生することもあるでしょう。

飲食店を経営者なら知っておきたいリフォームの注意点やタイミング

飲食店を経営者なら知っておきたいリフォームの注意点やタイミング

飲食店を経営している人は、リフォームをするタイミングや注意点を理解しておく必要があります。タイミングは、まず新しい店舗を借りた場合です。スケルトンで手渡されることが多く、壁紙や間取りに手を加えてこれを新しいものにしていきます。これにより、お客さんの入りやすいお店にすることも可能ですが、デザインを失敗してしまうとお客さんが入りにくくなります。

例えば、業種にもよりますがアパレル関係や食品関係は、入り口を広めに取っておくと良いでしょう。また外からよく見えるような仕組みにしておくことで、お客様安心して中で買い物をすることが可能になります。レジの付近も少し広めにしておけば、レジ周辺で混雑することがなくなるでしょう。

これに対して、外からあまり見られたくないお店もあります。例えば、マッサージのお店や脱毛サロンなどがこれに該当します。この場合には、入り口付近から中が見えないような設計にしておくことが大事です。

タイミングとしては、新しく店舗を借りた場合だけでなく、ある程度客足が伸びなくなってきたときに行うと良いです。例えば10年も経過すると設計が古くなります。そこで新しく内装を変更すると客足が伸びることもあります。